昔々暇つぶしに書いた物。
確か少年犯罪が増加し始めて、引き蘢りと云う言葉が一般的になってきた頃。
あの頃は少年法の年代でした。若かった。

父「明日は遅くなる」
母「お仕事大変ですのね(後で女の所に行って)」
父「それより、子供達の学校はどうなんだ?」
兄「楽しいよ(もうやめたから)」
弟「別に普通(行かないけど)」
父「そういえば、明日はお前の誕生日だな」
母「ええ(明日は彼とデートだもの)」
父「なるべく早く帰るよ」
母「ええ!悪いわ(彼に断るなんて)」
父「プレゼントは何がいい?」
母「何もいらないわ(離婚届と慰謝料以外は)」
父「お前と出会った時の事は忘れないよ」
母「私もよ(忘れようとしてるのに)」
兄「お父さん、いつまでいるの?(さっさと離婚しろよ)」
父「おいおい、もう単身赴任じゃないよ」
弟「良かった(単身赴任の方が)」
父「ところで、お前達の友達は大丈夫だろうな。少年犯罪とかいうのは」
弟「大丈夫(友達いないから)」
兄「みんな普通だよ(犯罪くらい)」
父「いやあ、我が家は平和でなによりだな」