多分、一般的なブラックユーモア。
オチがなかったり、訳わからなかったり

第1話

店内にて
店員「こちらの新製品の電気毛布は、絶対低温火傷はいたしません」
客「本当なの?」
店員「勿論です。一瞬のうちに黒焦げですから」

第2話

主婦の会話1
主婦A「幼女誘拐殺人ですって。物騒な話ね」
主婦B「ほんとにね」
主婦A「お宅のお子さん、大丈夫?」
主婦B「ええ。外に出すと危ないからって、主人と相談して予定を早めて頂きましたわ」

第3話

店内にて2
主婦「あら、このバラ肉随分安いわね。なんでかしら?」
店員「あー、一昨日、飛行機が落ちたからですよ」
主婦「だからバラなのね」

第4話

刑事さんの憂鬱
刑事「証拠も揃ってるのに、どうして自白しないんだ」
食い逃げ犯「だって、カツ丼が出てこないんですもん…」

第5話

祖父孝行
孫娘「お祖父様、世界中のお酒の銘柄をほとんど飲んだ事があるって、本当?」
祖父「ああ、本当だよ。わしは酒好きだからな」
孫娘「良かった。私、お祖父様が飲んだ事のないお酒持ってきましたの」
祖父「ほう、戴くとするか」
<数日後>
主婦A「あそこの御主人、亡くなったんですってね」
主婦B「ええ。いくらお酒が好きだからって、メチルアルコールを飲むなんて…」

第6話

大いなる誤解
刑事「なんでお前らは寺に放火したんだ」
ユダヤ人「だって、地図にナチのマークが書いてあるじゃないですか」

第7話

事実
女「ねえ、子供が出来ちゃった」
男「本当か!じゃあ、予定を早めて明日にでも籍を入れよう」
<入籍後>
男「君の家に行くのって、そういや初めてだよな」
女「着いたわよ」
子供「ママーッ」
男「君、子供がいたのか…?」
女「子供が出来ちゃったって言ったじゃない。何時とは言わなかったけど」

第8話

ヴィジュアル系の悲劇
刑事「なんでお前らはライブハウスを爆破したんだ!」
ユダヤ人「だって、鉤十字をつけた人があそこに集結してたんですよ」

第9話

善良な妻
夫「思えば、あの時お前が止めてくれなければ、俺は自殺してたんだな」
妻「ええ」
夫「もう死のうなんて気はなくなったよ、ありがとう」
妻「えっ。もう保険に入ってから一年経ったから、死んでくれなきゃ困るのに」
*保険に加入してから一年経たないと、自殺者の場合保険金は支払われない。
 つまり家族を思って保険を掛けて自殺しても、一年経たねば無駄になるので御注意を。

第10話

白衣の天使
患者「この年齢になると老い先が心配でね」
看護婦「大丈夫ですよ。当院では順番に塩化カリウムを注射していますから」

第11話

吹雪で閉ざされた山小屋にて
息子「お父さん、燃料はあるけど、もう食料がありません」
父親「心配するな。父さんがなんとかしてやるからな」
息子「ありがとう、お父さん。ところで体重は何キロ位ですか?」
父親「どうしたんだ、突然。そうだな、痩せたから六十キロ位だろう」
息子「よかった。僕はあと二ヶ月は生きられますね」
*大人(約六十キロ)を食料にする場合、人一人が二ヶ月生きられると言われている。

第12話

病院にて
患者「先生、私、死ぬんですか?」
医者「100パーセント死ぬね」
患者「…私、絶対に死ぬんだ」
医者「当たり前だろう。死なない人間が何処にいるんだ。ああそうそう、君の病気は只の胃潰瘍だから来週には退院出来る」

第13話

カミングアウト
男A「実は俺、ホモなんだ」
男B「…そうか。そういう奴もいるんだな」
男A「なんだ。お前は違ったのか?」
男B「え、ああ」
男A「で、お前はなんなんだ?ネアンデルタール人か?それとも北京原人か?」
*ホモ…1)ホモセクシャルの略
    2)ホモサピエンスの略

第14話

主婦の会話2
主婦A「最近誘拐が多いわねえ。お宅のお子さんは大丈夫?」
主婦B「うちは子供なんかいないわよ」
主婦A「そうだったかしら?」
主婦B「そうよ。うちはあの子で二千万稼いで帰したわ」

第15話

将来の為に
教師「お子さんのご飯がコンビニ弁当だなんて、体によくありません。
 どうしてそんなものを食べさせるんですか」
母親「今のうちから保存料食べてれば、死んでも腐らないでしょ」

第16話

男女の会話
男「大丈夫かい、なんか落ち込んでるみたいだけど」
女「ええ。平気。でも、実は私、躁鬱の気があって精神病院に入院していた事があったの」
男「ええっ!」
女「いやね、冗談に決まってるじゃない」
男「驚かすなよ。精神病院だなんて」
女「行くわけないでしょ。出てこれなくなるじゃない」

第17話

携帯の会話
女「ハチ公前で待ち合わせって言ったのに、どこにいるのよ!」
男「ハチ公の前に決ってるじゃないか!君こそどこにいるんだ」
女「渋谷のハチ公前にいるわよ!」
男「何を言ってるんだ?ハチ公は上野に決まってるだろう!」
※上野の科学博物館のみどり館にハチ公の剥製が展示されている。

第18話

母と息子の会話
母「なんで貴方の鞄からライターが出てくるの!」
息子「別に関係ないじゃん」
母「まさか煙草吸ってるんじゃないでしょうね!貴方はまだ高校生なのよ!」
息子「煙草なんか吸わないよ」
母「それならいいんだけど…」
息子「単に放火してるだけ」